自分が選んでいる。
博物館に行く機会が最近ありとても嬉しいです。
美術館や博物館、古い建物をみるのが好きなので。
ですが、「わーーっ!!」と夢中になって、すべて見逃さないぞ…みたいな感じではなく
その場にいることが心地良く、長い年月を過ごしてきたものたちのそばに
「ちょっとお邪魔させてください。」という時間が重なるような感覚を楽しんでいます。
そして、ものを通じてそこに存在した人を想像します。
時間の重なりは、自分が大きな流れの一部にも思え、
日々の苛立ちや恐れがこの世界の全てではないのだよなぁとあらためて気づきます。
わかってはいても、やはり自分の周りの出来事が心を占めてしまう私です。
それは当然のことで、仕方ないよなぁと思いますが
全てではないと思い出すことで、それに囚われ続けるか、違う側面も見るかと
選択することができ、「これしかない」状態で苦しいより
どちらを選ぶにしても「自分が選ぶ」ということで
今は不本意なほうを選んでしまっても、いつでも何度でも選びなおすことができると考えて
少し楽な気持ちになれるかなぁと思っています。